総司が固まる。 私は気付かない。 ただ。 苦しそうだったから。 少しでも楽になってほしかった。 「大丈夫だよ」 小さく言う。 「総司は悪くない」 総司は目を閉じる。 温かかった。 れなの腕。 れなの声。 どうしてこんなに安心するんだろう。 涙が一筋落ちる。 私は少し困ったように笑った。