君がいた幕末で


総司が固まる。

私は気付かない。

ただ。

苦しそうだったから。

少しでも楽になってほしかった。

「大丈夫だよ」

小さく言う。

「総司は悪くない」

総司は目を閉じる。

温かかった。

れなの腕。

れなの声。

どうしてこんなに安心するんだろう。

涙が一筋落ちる。

私は少し困ったように笑った。