君がいた幕末で


夜だった。

私は眠れなかった。

傷はまだ痛む。

だけど。

それ以上に気になっていたことがあった。

総司。

昼間から様子がおかしかった。

私はそっと部屋を出る。

縁側に人影が見えた。

月明かりの下。

一人座っている。

総司だった。

私は小さく近付く。

すると。

総司が慌てて顔を逸らした。