君がいた幕末で


玄瑞はれなの手を握る。

冷たい。

怖い。

離したくない。

本当に。

離したくない。

「れな」

声が震える。

その時。

れなの指が少しだけ動いた。

玄瑞は息を呑む。

かすかな声。

本当に小さな声。

「……げん……ずい……」

全員が固まった。