君がいた幕末で


全員が振り返る。

玄瑞。

晋作。

稔麿。

長州のみんな。

一瞬。

誰も動かなかった。

信じられなかった。

そこにいるのが。

本当にれなだったから。

「れな……?」

玄瑞が呟く。

私は泣きそうになった。

会いたかった。

ずっと。

ずっと。

会いたかった。

「玄瑞……!」

次の瞬間。

私は駆け出していた。