君がいた幕末で


平助は息を呑む。

図星だった。

やっぱり。

れなは何か知っている。

しかも。

池田屋について。

平助は静かに聞いた。

「何が起きる」

私は答えられない。

「言ってくれ」

平助の声は真剣だった。

私は俯く。

涙が落ちる。

「助けたいの……」

小さな声だった。

「大切な人達なの」

平助は黙る。