君がいた幕末で


「好きなんだろ」

もう否定しなかった。

玄瑞は空を見上げる。

そして。

小さく頷く。

晋作は少し驚く。

まさか認めるとは思わなかった。

「取り返したらどうする」

晋作が聞く。

玄瑞は少し考える。

そして。

困ったように笑った。

「分からん」

本当に分からなかった。

でも一つだけ分かる。