君がいた幕末で


「君は何を知ってるの?」

私は答えられない。

答えたら。

全部変わる。

歴史も。

未来も。

みんなとの関係も。

怖かった。

「言えないよね」

総司は苦笑した。

責めない。

怒らない。

それが余計に苦しい。

総司は空を見上げる。

そして。

ぽつりと言った。

「でもさ」