君がいた幕末で


「またそんな顔してる」

突然声が聞こえた。

振り返る。

そこには晋作。

私は少し頬を膨らませた。

「だって」

「だってじゃない」

晋作は私の頭を軽く小突く。

「痛い!」

「生きてる証拠だ」

意味が分からない。

私は睨む。

すると晋作は笑った。

本当に楽しそうに。