君がいた幕末で


ふと。

胸がざわついた。

嫌な予感。

違う。

懐かしい感じ。

私は空を見上げる。

理由は分からない。

だけど。

なんとなく思った。

「玄瑞……」

同じ空の下。

玄瑞も空を見ていた。

会いたい。

その気持ちは同じだった。

そして運命は動き出す。

長州が。

新撰組が。

再び交わろうとしていた。

池田屋の夜へ向かって。