君がいた幕末で


「取り返すぞ」

晋作が立ち上がる。

玄瑞が顔を上げる。

晋作は笑った。

いつもの自信満々な顔だった。

「絶対にな」

その言葉に。

玄瑞は小さく頷く。

知らなかった。

その願いが叶う日が。

もうすぐそこまで来ていることを。

そして。

その再会が。

血と涙の池田屋へ繋がることを。