君がいた幕末で


晋作は静かに笑う。

「好きなんだろ」

夜風が吹く。

玄瑞は否定しようとした。

でも。

出来なかった。

初めてだった。

れながいないだけで。

こんなにも苦しいのは。

「……会いたい」

小さな声だった。

晋作は何も言わない。

玄瑞は空を見上げる。

会いたい。

今すぐ。

無事か知りたい。

笑っていてほしい。

ただそれだけだった。