君がいた幕末で


私は息を呑んだ。

怖かった。

初めてだった。

ここまで近付かれたのは。

総司は私を見る。

優しい目だった。

問い詰める目じゃない。

知りたいだけの目。

「未来でも見てるみたいだ」

冗談みたいな言い方だった。

だけど。

私は笑えなかった。

総司の目が細くなる。

その反応で。

何かを感じ取ったみたいだった。