君がいた幕末で


その日の夕方。

私は縁側に座っていた。

空を見上げる。

京都の空。

長州の空と同じはずなのに。

全然違って見えた。

「また難しい顔してる」

声がした。

振り返る。

総司だった。

総司は隣へ座る。

最近よく来る。

私は少し笑った。

「総司暇なの?」

「失礼だなぁ」

総司は笑う。

でも。

その目はどこか真剣だった。