その様子を見て。 玄瑞は小さく息を吐いた。 本当に怪しい女なら。 こんな反応はしないかもしれない。 少なくとも。 敵意は感じない。 玄瑞はもう一度れなを見る。 大きな瞳。 ころころ変わる表情。 そして。 晋作の後ろに隠れる姿。 ――変な女だ。 そう思った。 だけど同時に。 少しだけ。 放っておけないとも思ってしまった。 そんな自分に気付いて。 玄瑞は小さく眉をひそめた。