君がいた幕末で



「土方さん……」

土方が固まる。

れなは手を伸ばす。

そして。

袖を掴んだ。

「行かないで」

土方の思考が止まる。

平助達も固まる。

れなは完全に無意識だった。

だからこそ。

破壊がすごかった。

しばらくして。

れなは眠り始める。

静かな寝息。

みんな少し安心する。

その時だった。

れなが小さく呟く。

「……玄瑞」

全員が固まる。