君がいた幕末で


朝。

目を覚ました瞬間だった。

身体が重い。

頭も痛い。

嫌な予感がする。

私はゆっくり起き上がる。

「……あれ」

喉も痛い。

額に手を当てる。

熱かった。

それでも私は部屋を出た。

大丈夫。

少し熱があるだけ。

そう思った。

だけど。

廊下へ出た瞬間。

視界が揺れる。

「あ……」

身体が傾く。

その時。

誰かの腕が支えた。