君がいた幕末で


その時だった。

「れな!」

聞き慣れた声。

振り返る。

新八だった。

「何してんだ?」

私は胸を張る。

「散歩」

一がため息を吐いた。

新八が吹き出す。

「迷子だろ」

「違う!」

即答だった。