君がいた幕末で


「……異人か?」

真顔だった。

私は固まる。

数秒後。

「違う!!」

思わず叫んだ。

晋作が吹き出す。

「はははっ!」

「笑い事じゃない!」

私は抗議する。

玄瑞はまだ真面目な顔だった。

「だが髪も瞳も珍しい」

そう言われる。

確かに。

私は昔から色素が薄い。

でも異人じゃない。