君がいた幕末で


れながいなくなって数日。

宿は静かだった。

静かすぎた。

誰も口にはしない。

だけど。

みんな分かっていた。

何かが足りない。

そんな感覚だった。

「見つからねぇな」

晋作がため息を吐く。

京都中探した。

手掛かりも探した。

それでも見つからない。

稔麿も黙り込む。

そして。

玄瑞だけは何も言わなかった。