君がいた幕末で


歌が終わる。

静寂。

私は小さく息を吐いた。

その時だった。

後ろから拍手が聞こえる。

私は飛び上がった。

振り返る。

そこには。

平助。

総司。

土方。

そして数人の隊士達。

「えっ!?」

顔が熱くなる。

聞かれていた。

全部。

私は慌てて立ち上がる。

総司は楽しそうに笑っていた。

「綺麗な歌だったよ」

平助も頷く。

「すげぇな」

隊士達もざわついていた。

私は恥ずかしくなる。