その頃。 平助も歌を聞いていた。 総司も。 そして土方も。 土方は黙っていた。 だが。 自然と足が止まる。 歌声の先には。 縁側に座るれなの姿。 風に揺れる少し色素の薄い髪。 陽の光を受ける白い肌。 どこか儚い横顔。 隊士達が見惚れる理由が。 少しだけ分かった気がした。