君がいた幕末で


総司は空を見上げた。

平助も黙っている。

二人とも思っていた。

どうして。

そこまで長州へ帰りたいんだろう。

どうして。

そんなに苦しそうなんだろう。

そして。

れなが知らない場所で涙を流している頃。

玄瑞もまた。

眠れない夜を過ごしていた。