君がいた幕末で


「体調どうだ」

平助が聞く。

私は答えない。

帰りたい。

その気持ちしかなかった。

平助は困ったように頭を掻く。

「そんな顔するなよ」

「帰りたい」

即答だった。

平助が黙る。