君がいた幕末で


その頃。

私は何も知らなかった。

京都の町を歩いている。

平和だった。

長州のみんなもいる。

新撰組とも会っていない。

今日は良い日だ。

そう思っていた。

数日後。

総司は情報を集めていた。

だが。

何も出てこない。

名前。

出身。

家族。

身元。

どれも分からない。

まるで。

突然現れたみたいだった。

総司は静かに考える。

そして。

余計に気になった。