君がいた幕末で


その夜。

総司は土方の部屋を訪ねた。

土方は顔を上げる。

「どうした」

総司は少し笑った。

「気になる子がいるんです」

土方の眉がぴくりと動く。

総司は続けた。

「長州と関わってる女の子なんですけど」

部屋の空気が変わる。

運命の歯車が。

少しずつ動き始めていた。