君がいた幕末で


しばらく歩く。

すると。

前から一人の男が歩いてきた。

思わず目を奪われる。

綺麗な人だった。

整った顔立ち。

知的な雰囲気。

そして真っ直ぐな瞳。

男は晋作を見る。

「晋作」

落ち着いた声だった。

だけど。

次の瞬間。

その視線が私へ向く。

空気が変わった。