君がいた幕末で


だって。

新撰組だから。

歴史で知っている。

だけど。

そんなこと言えるはずがない。

私は視線を逸らした。

「別に」

「別にじゃねぇだろ」

平助が言う。

総司は静かに見ていた。

その目は笑っていたけど。

ちゃんと観察していた。