君がいた幕末で


歌が終わる。

しばらく誰も動かなかった。

やがて。

平助がぽつりと呟く。

「綺麗だな」

総司が笑う。

「うん」

そして続ける。

「不思議な子だね」

二人の視線の先。

れなは何も知らず空を見上げていた。