君がいた幕末で


歌は続く。

その声を聞いていると。

心が静かになっていく。

平助は気付かない。

総司も気付かない。

だけど確かに。

胸の奥にあった疲れや苛立ちが。

少しだけ軽くなっていた。

まるで。

歌が優しく包み込むように。