君がいた幕末で


平助が動きを止める。

総司も言葉を失う。

風に乗る歌声。

優しくて。

どこか切なくて。

不思議な歌だった。

聞いたことのない旋律。

だけど。

耳から離れない。

二人はただ聞いていた。