君がいた幕末で


「面白い子」

そう呟く。

長州の人間といた娘。

自分を見て逃げた娘。

そして。

どこか秘密を抱えている娘。

沖田総司は空を見上げる。

「会いたくなっちゃったな」

楽しそうに微笑んだ。

その頃。

私は全力で走っていた。

「新撰組怖いぃぃぃ!」

心の中で叫びながら。