君がいた幕末で


「ありがとう!」

私は勢いよく頭を下げた。

そして。

そのまま走り出す。

青年が目を丸くする。

「え?」

まただ。

また逃げられた。

青年は呆然と立ち尽くす。

数秒後。

小さく笑った。