君がいた幕末で


その時。

風が吹く。

青年の羽織が揺れた。

浅葱色。

私は息を呑む。

新撰組。

心臓が大きく跳ねた。

青年はその反応を見逃さない。

「ん?」

私は慌てて後ずさる。