君がいた幕末で


「少し話そうぜ」

男が腕を掴もうとする。

その瞬間だった。

「それは駄目だなぁ」

穏やかな声。

だけど。

どこか冷たい声だった。

男達が振り返る。

私も振り返った。

そこに立っていたのは。

一人の青年だった。