君がいた幕末で


その時だった。

近くの家から突然犬が飛び出してくる。

「ワン!!」

「ひゃあっ!!」

気付けば私は晋作に抱きついていた。

ぎゅっと。

しっかりと。

晋作の腕に。

一瞬。

空気が止まる。

私も固まった。

晋作も固まった。

数秒後。

私はゆっくり顔を上げる。

晋作と目が合った。