君がいた幕末で


「長州側だった」

平助が呟く。

その瞬間。

総司の笑みが少しだけ薄くなった。

「へぇ」

興味深そうな声だった。

長州。

今の京都で。

決して無関係ではない名前。

総司は窓の外を見る。

「どんな子なの?」