君がいた幕末で


――長州側か。

平助は何も言わなかった。

ただ。

去っていくれなの背中を見つめる。

やっぱり不思議な娘だった。

昨日よりも。

もっと気になった。

その頃。

れなの方は。

玄瑞の後ろに隠れたまま。

「行った?」

と小声で聞いていた。

玄瑞は呆れたようにため息を吐いた。