君がいた幕末で



「ありがとう」

受け取ろうとして。

私は固まった。

少年の羽織。

見覚えがあった。

浅葱色。

胸が大きく跳ねる。

新撰組。

私は思わず後ずさった。

少年が首を傾げる。

「どうした?」