君がいた幕末で


胸の奥が少し温かくなる。

だけど同時に苦しかった。

この人達は知らない。

自分の未来を。

私は唇を噛む。

すると。

玄瑞が不思議そうに見る。

「泣きそうな顔をするな」

優しい声だった。

私は慌てて顔を逸らした。