君がいた幕末で


「また一人で抱え込んでいるな」

ぽつりと玄瑞が言う。

私は視線を落とした。

図星だった。

だけど。

未来のことなんて言えない。

言ったところで信じてもらえない。

私は誤魔化すように笑った。

「玄瑞ってさ」

「なんだ」

「優しくなったよね」

玄瑞が固まった。