昼頃。 熱は上がっていた。 頭がぼんやりする。 寂しい。 なんだか。 すごく寂しかった。 私は布団をぎゅっと掴む。 「お母さん……」 無意識だった。 ぽろりと零れた言葉。 すると。 近くにいた晋作が動きを止めた。