君がいた幕末で


それでも。

私は無理して起き上がる。

みんなに迷惑かけたくない。

少しくらいなら大丈夫。

そう思った。

だけど。

部屋を出た瞬間。

視界が揺れる。

「れな?」

聞き慣れた声。

晋作だった。

私は笑おうとした。

「おはよ」

その直後。

ふらりと身体が傾いた。