君がいた幕末で


「おい」

晋作が少し心配そうに覗き込む。

「大丈夫か」

大丈夫なわけない。

知らない時代。

知らない場所。

家族もいない。

友達もいない。

急に不安が押し寄せる。

涙が滲みそうになる。