君がいた幕末で


「……ありがとう」

小さく呟く。

晋作は肩を竦めた。

「たまには帰りたくもなるだろ」

その言葉に。

私は目を見開く。

何も言っていないのに。

全部見抜かれていた。

涙が出そうになる。