君がいた幕末で


誰も話さない。

ただ聞いていた。

稔麿は目を見開く。

晋作は静かに笑う。

玄瑞は黙ったまま。

歌声を聞いていた。

綺麗だった。

不思議な歌だった。

聞いたこともない旋律。

だけど。

なぜか胸に残る。