君がいた幕末で


その頃。

晋作達は別の場所にいた。

すると。

通りすがりの人が話しているのが聞こえる。

「歌の娘が歌っとるぞ」

「またか」

「本当に綺麗な声だ」

晋作が足を止める。

稔麿も顔を上げた。

玄瑞は何も言わない。

だけど。

三人とも思い当たる人物は一人しかいなかった。