姫、拾っただけなのに最強(最凶)総長様にただただ溺愛されてます。

今改めて気付いたが……


この青年、なんという美形!?


本当に家に連れて帰っていいのだろうか……


「お、おーい?君立てる?」


そうもう1度聞くと、青年はわずかに頷いた。


良かった。意識はあるみたい。


さすがにわたし1人で支えるのは厳しいだろう。


するとその青年は、わたしの肩を持ちながらも自力で立ち上がった。



*  *  *



真っ黒のパーカー姿の青年を、とりあえず家の前にまで運んできたものの。


鍵開けれないんですけど!?


「ちょ、ごめん、1回自力でちょっとだけ立っていて。お願いっ」


そう言うと、青年は目元を緩めて頷いた。


まるで、可愛い子猫を見るような目で。


まぁ、伝わってるならいいだろう。