姫、拾っただけなのに最強(最凶)総長様にただただ溺愛されてます。

「「有栖!」」


その声の主は…


「氷川くん…南朋せんせっ、!?」


なんでこの2人が…


「助けて…ください……っ」


涙がポロポロと、頬を伝う。


「お前、その右手…」


先生が言った。


言われて初めて右手を見ると、ポケットに突っ込んだままで見せようとしない。


何を持っているの…!?


まさか…ナイフ!?


いやだいやだ…死にたくない…っ


「右手出してみろや!ストーカー野郎!!」


「い゙あ゙ああああああっ!!やめろ離せこのふりょ――」


先生が強制的にそのストーカーの口を塞いで黙らせた。


その右手が握っていたのはナイフではなく―――