「そんな……」
山谷さんの顔が、わずかに曇る。
「でも、リハビリ頑張れば、またバスケは……」
「〝できる可能性はある〟って」
言葉を遮るみたいに、続けた。
「でも、前みたいに走れるかは分からない。エースとしてやっていけるかも分からない」
自分の声が、
だんだん荒くなっていくのが分かった。
「ごめんなさい。私なんかが、軽く言えることじゃ……」
「そうだよ」
気づいたら、強い声が出ていた。
彼女が、びくっと肩を震わせる。
しまった、と思ったのは、そのあとだ。
でも、言葉はもう止まらなかった。
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