君が照らす人生は、いつだって温かい




前半が終わったとき、
スコアは「34-39」。

五点ビハインド。



「全然悪くないよね。だって、春日井先輩出てなくて、この点差だもん」



「うん。相手、すごく強いのに」



ハーフタイムの間、
ベンチのほうをちらちら見てしまう。

春日井先輩は、タオルで汗を拭きながら、
コーチと何か話していた。

口の動きまでは見えない。

でも、あごのラインが強く見えた。

『出してくれ』と言っているようにも見えるし、
『まだ追いつけます』と笑っているようにも見えた。

そのどちらも、きっと真実なのだろう。